聖母の被昇天

2025年8月16日

福島一基神父

 西千葉教会の主任司祭となり10年目ですが、この時期に発行する「てくむ」の巻頭言はいつも聖母の被昇天について書いてきました。ネタに困っているわけではないのですが、パソコンのハードディスクが壊れた2019年と、新型コロナウイルス感染症で活動していなかった2020年を除いた8年分の文章を読み返してみましたが、案外同じことばかり書いていました。一年に一度ですから、毎年同じものを載せてもばれないのかもしれません。ほとんど天使のお告げに応えた「わたしは主のはしためです。お言葉どおり、この身になりますように」というマリアさまの信仰告白を引用し、文章を締めくくっています。成長していない自分に落胆します。

 だからといって何か新しいことを書けるわけでもありません。もちろんマリアさまもこの一年で変わってしまったわけではありません。それでも西千葉教会の献堂記念でもあるこの時に、主任司祭として文章を作成し、教会の皆様に呼びかけることは、使命として受け取らなければなりません。知恵を絞って文章を考えております。

 それでも西千葉教会は今年大きな変化がありました。もちろん千葉寺教会との統合です。それにともない、教会施設内のマリア像がかなり増えました。カトリック教会はマリア像が設置されているところがほとんどだと思いますが、西千葉教会ほどマリア像がある教会はないのではないかと思うところです。

 一つ目は、聖堂左前にあるマリア像です。西千葉教会で一番象徴的かもしれません。二つ目は、教会入口の聖堂に続く階段角にあるマリア像で、教会を訪れる人を迎えてくれます。三つ目は、聖堂入口を通り過ぎ、中庭に入りますと千葉寺教会の司祭館前から移設した「ドノフ神父様のマリア像」があります。これは千葉寺教会では一番象徴的なマリアさまです。四つ目は、カリタス館のエントランスに聖堂のマリア像を描いた大きな額があります。五つ目はホールの左奥、千葉寺教会聖堂から移設した両手を広げたマリア像があります。2階に上がってみると、教会学校教室の前の踊場に六つ目のマリア像があり、子どもたちを見守ってくれています。七つ目は、となりの小会議室の小さなマリア像です。カリタス館から外に出て、旧幼稚園の門から振り返ってみると「愛育の聖母」と掲げられた八つ目のマリア像があります。これは西千葉教会に併設されていた聖マリア幼稚園の象徴であったマリアさまです。このぐらいでしょうか。どれも同じマリア像なのですが、その雰囲気は違います。

 好き嫌いはありませんが、あえて印象的なのは八つ目のマリア像でしょうか。非常に凜々しく、いかにも教育者らしい雰囲気です。幼子イエスさまを守る母親としての使命をもった姿を表しているのでしょうか。そんなマリアさまたちに見守られた西千葉教会は恵みと祝福に満ちあふれた教会です。そのような恵みを与えてくださった神さまに感謝しながら、今年の聖母の被昇天ミサをささげましょう。

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