三つの教会の主任司祭に

2023年3月1日

福島一基神父

 現在、新型コロナウイルス感染症拡大から四年目に入り、政府は春から感染症上の分類を引き下げることを検討しています。また東京教区からも感染症対策が緩和する指示が出ています。このような中で3年ぶりの信者総会が開催され、新しいメンバーとともに教会運営に携わることになります。今後はこれまで休止されていた様々な活動が再開できることでしょう。それでもコロナ以前に戻るというよりも、新しく教会組織や運営のあり方も考えていかなければならなくなるでしょう。もちろんそれはコロナ以前より続いてきたことでもありますが。
 わたしが西千葉教会の主任司祭として着任して八年目となります。そろそろ異動の声もかかるような月日を数えていますが、東京教区司祭人事を確認していただけると分かるように、数名の司祭に複数の教会の兼任が任命されています。わたし自身も今年度は千葉寺教会とともに茂原教会の主任司祭も務めることとなりました。これまで佐原教会や茂原教会の小教区管理者として任命されたことはありましたが、今回は主任司祭としての任命です。二つも三つもそれほど変わらないのかもしれませんが、責任が増えることは間違いありませんし、また西千葉教会、千葉寺教会と同じように茂原教会との関わりも深めていかなければなりません。そのため今まで二つの教会に充てていた時間を、同じように茂原教会にも充てなければなりません。そのため、西千葉教会・千葉寺教会の皆さんには、今まで以上にご迷惑をかけることとなります。ご了承ください。
 それでも三つの教会を兼任するという未だ東京教区では誰も経験したことのない仕事に就くことに、少しワクワクした気持ちがあるのも不思議です。もちろん自分の知力・体力がもつかどうかも不安ではありますが、それ以上に新しい出会いに期待を寄せています。同じ宣教協力体の教会ですから数名の方々はすでに知っていますが、さらに深いつながりを持てることに喜びを感じるのです。ただこれまで築き上げてきた西千葉・千葉寺両教会の皆さんとのつながりを浅くするつもりはありません。さらに深めるためにも、教会活動への積極的なご協力をお願いしたいところです。
 今年度、特に注目しているのは典礼です。昨年新たにされたミサ式文ですが、皆さんはもう慣れたでしょうか。また元気なベトナム人の奉仕するミサは西千葉教会の特色となってきました。復活祭後にはまた皆で聖歌を歌えるよう準備中です。何よりも喜びをもってミサをささげてまいりたいと思います。ともにささげるミサは、わたしたちを何よりも力づけます。今年度もよろしくお願いいたします。

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