西千葉教会の皆さんへ
主の平和
聖パウロを真似てあいさついたします。神に愛され、召されて聖なる者となった西千葉教会の皆様へ。わたしたちの父である神と主イエス・キリストからの恵みと平和が、あなたがたにあるように。(ローマ1:7)
先日の手紙でもお知らせいたしましたが、新型コロナウイルス感染症拡大の防止のために、皆様には公開ミサの中止と教会活動の自粛にご協力くださり、心より感謝申し上げます。日に日に千葉県の感染者数は減っているのも、皆様をはじめ多くの方々の努力の成果と見ていいでしょう。
さて、それでは今後どのようなかたちで教会の活動を再開するのか、不安を感じている人もいると思います。少し今後のことをお知らせいたします。現在は緊急事態宣言が発令されており、外出さえ自粛が要請されています。そのため社会的な立場からも、教会の活動を自粛している次第です。しかし仮に緊急事態宣言が解除されても、必ずしも新型コロナウイルス感染症が消滅したわけではありません。再発を防止そのためには三つの密を避けることやソーシャルディスタンス、マスクの着用や除菌などのエチケットを守ることは疎かにできないでしょう。それでもミサはわたしたちにとって大きな恵みであり力です。一人でも多くの方にあずかってもらい、キリストとともに生きていく力と希望を感じていただきたいのです。そのためには、密集することを避けるために人数の制限をしたミサを考えなければならないと考えております。そうなりますと西千葉教会の聖堂は通常188席ありますが、30から40人であれば安全な距離を確保して集まることができます。どのように呼びかけるかは考案中ですが、なるべく不公平の無い方法を考えています。
その他の活動も、以上のようなことを配慮して徐々に開催していただけたらと思っています。またわたしが行っている聖書講座は、インターネットを使って行えないかを考えています。いわゆるテレワーク(在宅勤務)を応用したものです。パソコンやスマートフォンを利用できない方には申し訳ないですが、そろそろ何らかの形で活動を開始できないかと探っています。
このような状況で人間はいろんなことを考え新たなことを試しています。わたしたちもただ不安に恐れるだけではなく、何か新しいことを考えてみるのも悪くありません。それでも一日も早い収束を願います。そしてみんなで喜びのうちにミサをささげることを心より待ち望みます。わたしたちの母であるマリア様の取り次ぎを求め、希望を持って生活していきましょう。