ARCHIVE | 旧千葉寺教会の軌跡
小高い丘の上に、十字架があった日々のこと。
カトリック千葉寺教会は、1955年に聖コロンバン会によって千葉市中央区に建立され、約70年にわたり多くの信徒の祈りの場でありつづけました。 2024年11月24日の最後のミサをもって聖堂としての歩みを終え、2025年1月、 カトリック西千葉教会と正式に統合いたしました。 このページは、千葉寺教会の歩みと在りし日の風景を後世に残すためのアーカイブです。
旧千葉寺教会の沿革
- 1955年聖コロンバン会により、千葉市中央区千葉寺町に約300坪の教会用地を取得。
- 1956年鉄筋コンクリート二階建ての司祭館が完成。同年12月、半地下の旧聖堂(後のホール)が完成。
- 1967年新しい聖堂が落成、11月に献堂式。同年、聖マリア修道女会千葉修道院・聖母マリア幼稚園が開かれる。
- 1981年献堂25周年。記念行事として記念誌作成。
- 2003年千葉中央宣教協力体(千葉寺・西千葉・茂原・東金)の協働開始。
- 2006年献堂50周年。一年を通じて感謝の祈りが捧げられる。
- 2024年11月24日千葉寺教会における最後のミサを挙行(主司式:福島神父)。
- 2024年12月1日統合記念ミサを西千葉教会にて挙行(主司式:タルチシオ菊地功 東京大司教)。
- 2025年1月西千葉教会と統合

千葉駅から南東方向に約5km、地名の由来となった千葉寺(せんようじ)に程近い小高い丘の上に、千葉寺教会は静かに佇んでいました。
聖コロンバンを保護者とした教会として、初代主任司祭ハリー・オドンネル師、二代目ジョン・フリン師以下、約70年の歴史の中で14名の主任司祭をはじめ多くの神父様方の司牧を受けてきました。
最盛期には680名を超える信徒共同体を擁し、日本語ミサに加え、英語ミサ・スペイン語ミサ・国際ミサと、国際色豊かな祈りの場でもありました。空高く掲げられた十字架は、長く地域のランドマークとして親しまれました。
日々の信仰活動に加え、平日にはいくつもの勉強会や研究会が開かれ、さらに教派を超えたエキュメニカルな行事への参加など、他教派や地域に開かれた交わりにも積極的に取り組んでいました。
2003年からは、西千葉・茂原・東金の各教会とともに「千葉中央宣教協力体」を組み、近隣の教会と協働しながら歩みを重ねてきました。こうした教会同士のつながりは、2024年の西千葉教会との統合へと受け継がれています。
最後の一年
統合をひかえた2024年。千葉寺教会では、統合準備、西千葉教会との交流行事、そして統合記念ミサと、別れと感謝の一年が刻まれました。その歩みを記録しておきます。
- 2023年11月19日
- 第1回統合準備会議(両教会委員による話し合い)開催(以後隔月開催)。
- 2024年3月28日(木)、29日(金)
- 聖木曜日、聖金曜日のミサ典礼は西千葉教会にて実施。
- 4月14日(日)
- 西千葉教会で合同ミサ、以後第2日曜日は西千葉教会にて合同ミサ。
- 8月15日(木)
- 聖母の被昇天ミサを西千葉教会で合同開催。
- 10月6日(日)
- 千葉寺教会における最後の黙想会(ミサ司式/講話:阿倍仲麻呂神父)。
- 11月4日(月・振替休日)
- 西千葉教会共同墓地(京葉霊園/八街)墓参への参加。
- 11月24日(日) 14:00〜
- 千葉寺教会における最後の主日ミサ(主司式:福島一基神父、他コロンバン会、歴代司祭、等10名の司祭による共同司式)。ミサ後、茶話会・千葉寺教会への感謝の集い。
- 12月1日(日) 9:30〜
- 西千葉教会にて、西千葉教会・千葉寺教会 統合記念ミサ(主司式:タルチシオ菊地功 東京大司教、福島神父)。ミサ後、茶話会。
当時の担当司祭
統合直前まで千葉寺教会の司牧を担われた神父様方をご紹介します。

福島 一基(ふくしま・かずもと)
主任司祭(2016年4月 〜 統合時)
- 1968年7月20日東京にて誕生。
- 2002年3月3日東京カテドラルにて叙階。
- 2002年4月〜2005年3月カトリック関口教会(助任司祭)。
- 2005年4月〜2008年3月カトリック秋津教会(主任司祭)。
- 2008年4月〜2016年3月カトリック成城教会(主任司祭)。
- 2016年4月〜カトリック西千葉教会・千葉寺教会(主任司祭)。

古市 匡史 神父 (ふるいち・ただし)
助任司祭(2022年 〜 2024年4月)
- 1973年福岡県生まれ。
- 1994年麹町教会にて受洗。大学卒業後、18年間、企業に勤務。
- 2015年神学校に入学。
- 2021年司祭叙階。八王子教会(助任司祭)。
- 2022年〜カトリック西千葉教会・千葉寺教会(助任司祭)。
旧千葉寺教会ギャラリー
聖堂の内外や、ミサ・祈りのひとときを撮影した記録写真から、旧千葉寺教会の在りし日の姿をふり返ります。










360°ビュー
かつての千葉寺教会の聖堂内を、360°のパノラマでバーチャル体験できます。下のいずれかを選んでご覧ください。

千葉寺教会のあった場所
統合により聖堂としての役目を終えた現在も、ゆかりのある方々の記憶の道しるべとなるよう、かつての所在地を記録しておきます。
都賀集会所の思い出
都賀集会所は、1994年8月に西千葉教会と千葉寺教会の協力によって、千葉市若葉区若松町に開設された集会所です。30〜50人がミサに与れる小聖堂、ちょっとした茶話会もできるダイニングキッチン、広い駐車場を備えていました。
駐車場からスロープを使って室内に入り、お聖堂・トイレ・休憩室を段差なく行き来できる、車椅子でも安心のバリアフリー構造が大きな特徴でした。両教会の信徒が集い、ミサや集会祭儀、家庭集会などに用いられてきましたが、西千葉教会との統合後、その役割を終え、2026年2月に閉所感謝のつどいが行われました。閉所後は、重症心身障害児者の施設として活用されます。
木の味わいを活かした、暖かみのあるお聖堂でした。


都賀集会所でのできごと
開設15周年祝賀パーティ
2009年9月27日
2009年、都賀集会所は開設15周年を迎えました。これを祝して、千葉寺教会のマルコ神父、西千葉教会の小林神父の共同司式のもと、感謝と祝賀のミサが捧げられました。70名もの参加者が集まり、引き続き開かれた祝賀パーティも盛況でした。
病者とともに捧げるミサ
バリアフリーを活かした都賀集会所では「病者とともに捧げるミサ」が開かれ、ふだんなかなか教会まで来られない方々とともにミサにあずかりました。
開設20周年ミサ
2014年5月25日
開設20周年を記念して、主司式・幸田補佐司教によるミサがささげられ、数多くの信徒が集まりました。ミサ後は司教様を囲んで、都賀集会所の利用方法に関する話し合いの場が設けられました。
都賀集会所閉所式(感謝のつどい)
2026年2月11日
閉所にあたり、主司式アンドレア・レンボ補佐司教、泉神父、福島神父、金神父によりミサが捧げられ、関係した70名を超える信徒が集まりました。
都賀集会所のあった場所
かつての所在地を記録しておきます。
