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てくむ 2019年4月号

司祭のお話 てくむ 2019年4月号

ご復活おめでとうございます

福島一基神父

 御復活おめでとうございます。今年も西千葉教会の皆様とともにこの日を迎えることができたことに感謝です。この喜びのうちに困難を乗り越え、ともに歩んでいくことができるように心よりお祈り申し上げます。
 さて西千葉教会・千葉寺教会の主任司祭として赴任して早三年の月日が過ぎ去りました。イエスさまの活動期間も三年くらいだと言われていますが、そうなりますとそろそろ十字架にかかるような人生最大の苦しみが待っているのでしょうか。確かに今年度はわたしが担当している青年活動も大きな行事がありますし、また何よりもフランシスコ教皇が来日しそうなので、忙しくなるのは間違いありません。職務を全うする前に三度くらい倒れてしまうかも知れませんが、ときにはキレネのシモンのように、またヴェロニカのように、そしてエルサレムの婦人たちのように、ご協力とお祈りをお願いいたします。
 それでもこれから予定されている企画は、決して苦難と悪夢ではなく、皆さんに喜びをもたらすものです。特に教皇さまの来訪は日本中で注目され、教会に多くの人が集まることとなるでしょう。教会全体が活性化され、信徒数の増加だけではなく、召命を受ける若者が出てくる可能性も少なくないかも知れません。少子高齢化、司祭・修道者召命の減少、設備の老朽化などの課題を抱える日本のカトリック教会においては、大いに期待したいところです。
 しかしわたしたち日本の教会は、教皇さまが来ないと盛り上がれないのでしょうか。何かイベントを行わなければ信仰が深まらないのでしょうか。特別なことがないようだとミサや教会に足を運ぶ必要はないのでしょうか。また通常の教会では魅力がないのでしょうか。もちろん小さな共同体である日本の教会は助けを必要としているのは事実なのですが、神さまは日本の教会に対して助力の恵みをケチっているわけではありません。すでに与えられている莫大な恵みと助けを思い起こさなければなりません。またそれをどのように活用するかはわたしたちにゆだねられているものなのです。大きな恵みをいただく前に、そこに目を注がなければ、ただ教皇フィーバーで終わってしまう可能性も否めないでしょう。
 復活した主に出会った証人たちはそこで終わらず、聖霊の息吹に満たされて全世界にその熱を運び、それが今も継続されています。今年も与えられた復活の恵みと喜びが、何よりもわたしたち教会の活力となるよう心より祈ります。